住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

2010年9月アーカイブ

恥ずかしながら、私は、師であり父である先代の住職から授かった数珠を、無くしてしまった。

ある時、ふと気がついたら、無かったのだ。

ちょうど、いろいろと忙しく、アッチこっちにといろんな関わりで出かけていた時期であった。

だから、あっちのホテルやこっちの駅や、あっちのお寺やこっちの住職に、「こんな数珠、見かけませんでしたか?」と探した。

しかし、相当に執着をもって探したが、みつからなかった。

もう1年半以上が経った。

 

漢字と仏像

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宗派の講習会で、興味深い講演を聞いた。

仏教の公伝にまつわる話だ。

日本に仏教をもたらしたのは、正史においては百済の王によって西暦552年という。

ところが、百済に仏教が伝わったのは、それより160年以上前だという。

その間、百済と日本の濃密な交渉は日本書紀の通りである。

盛んな交通があったのに、仏教だけが160年伝わらなかったということは考えにくい。

その160年は、当時の日本人が、仏教を受容するかどうかで深く逡巡した年月であったのではないか。

葬儀雑感

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 先日、東京にお住まいのお檀家さんのお葬式に行ってまいりました。

 大変お世話になっているご一家の、お婆さまがお亡くなりになったのです。

菩提寺の住職として、またお世話になった一人のご縁のものとして、お弔いに伺いました。 

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たたみ

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久しぶりに、一日しとしと雨降りです。

最近降る雨は、短時間にドバドバと降るから、こんなふうに静かに降ると新鮮だ。

もっとも台風だから、激しく降っている地域もある。被害がありませんように。

この雨降りの中、午後から畳屋さんが仕事をしています。

10月に予定されている晋山式の記念事業として、庫裏の畳の表替えを計画したので、9月になってから少しずつ進めてもらっている。

職人さんの仕事は、みていても楽しい。

信濃 観音めぐり

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信濃の観音めぐり、長谷寺の企画も終盤。

今回は、小諸の名高い布引観音釈尊寺、上田市丸子の宝蔵寺、龍福寺、そして姥捨山長楽寺をお参りしてきました。

 

今年はバス巡拝の参加者も70名ほどいらして、大勢の皆さんと楽しいお参りが続いています。

 

残暑が厳しいので、布引山を登るのはいささか不安でしたが、さすが霊場です。一歩参道に入るや、ひんやりとした冷気につつまれて、日差しは大きな木々にさえぎられ、まったく暑さを気にすることはありませんでした。20分ほど登りますから、その「運動」による汗はかきますが、登りきって観音堂にいたれば、布引山をわたる風が汗をかいた肌に気持ちよく、切り立つ崖に見事に建てられた懸崖造りの観音堂で、皆さんで爽やかに般若心経をお唱えしてまいりました。

暑い

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暑い日が続いています。

リンゴの畑の前を通りかかると、お檀家で寺の世話人さんが働いています。

この時期には「あきばえ」という品種の収穫が近づいてくるらしいのですが、普通ならほどほどに色づく季節なのに、今年は暑さのあまり焼け焦げたようになっているとこぼしていました。

信州のこのあたりでは、お盆を過ぎれば秋風が吹き始め、セミの声が次第に静まって、その代わりに一日一日秋の虫の声が増えていく頃です。

昨日の雨で、今朝方は少しだけ秋らしい朝でした。

 

2015年7月

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