住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

しわよせの日

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3月2日 晴れのち曇り。午後から冷たい雨。

 

お寺の会計事務を修行する。苦行。これぞ難行。

よく滝に打たれたりするのを苦行というが、やりたい人にとっては苦行でも何でもない。

好きでやってる人もある。

 

たまりにたまった会計処理の滝に打たれる方が苦しい(に違いない)。

 

苦とは、仏法では自己矛盾を言う。

春、卒業、好きな人と別れる、愛別離苦。

春、就職、嫌いな上司と会う、怨憎会苦。

私、会計、やりたくないのに、やらねばならない。嗚呼。


IMG_1191.jpg

 

かくのごとく、苦手なことを先送りしてしまうのは、私だけではないだろう。

先送りして、会計事務がたまりにたまった今月今日。

本日は、しわ寄せの日です。嗚呼。

シーツのしわを伸ばしていく。すると目の前はしわのないきれいな状態になる。

が、しわを寄せた方はくしゃくしゃだ。


それにしても「しわ寄せ」とは実にうまい言葉だ。

日本語には本当に見事な表現が多い。

 

しわ寄せって、英語でなんて言うんだろうか。

 

さっそくネットで検索する

(そんな暇があったら会計事務を片付けろ、という声が聞こえる)。

 

例文:社員にしわ寄せが行く

take a toll on the workers

 

というらしい。

「しわ寄せ」という視覚的なイメージはわきませんね。

でも、「toll」の語源を見てみたら、、、納得。

ギリシャ語の『税金』(笑)

 

何か見てくれを整えたり、やりたいことばかりしていると、

それなりに後で支払わなくてはならない、ということなのですね~。

 

お釈迦さまも仰っています。


すべては移ろいゆく。

怠らず、怠らず、励んでゆくのだ

 

勤精進。


今日は、一段と身に染みる言葉です。

 

(住職記)

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