住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

長谷寺: 2016年8月アーカイブ

長谷太神楽

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8/9に毎年行われる長谷観音の夏祭り「さんじょさん(三十三燈籠)」。
300年とも400年ともいわれる伝統ある雨乞い祭りです。

祭りの中心は、三十三尺(約10メートル)の大竿に、有名な山形の竿灯祭りのように、
33個の提灯を灯して、観音さまに献灯するところ。

夜の観音堂に、美しい燈籠が建てられる姿は、
地域の夏の風物詩ともなっています。

この時、長谷寺のある地元長谷・越地区の神楽が奉納されます。

長谷太神楽保存会が古来からの神楽を今に伝えています。

その姿、様子をご覧ください。




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日が暮れて、境内に子供たちが集まってきます。

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寺には地域の区長さんや氏子総代さんたちが集まって祭りのお祝いをしています。


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やがて、9時頃になると、提灯を先導に、御神輿の姿が見えてきます。


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仁王門に神楽が到着してしばらくすると、燈籠を担いだ若衆たちが駆けて来ます。

IMG_5840.jpgお浄めの火縄を先頭に、観音さまに向って燈籠がやって来ました。






AH3R6192.jpg燈籠が仁王門をくぐり石段をかけ上がっていきます。

IMG_5844.jpgその列を追うように、また駈けていく若衆たちを囃し励ますように、神楽が続きます。

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当年の保存会の方々が、提灯で先導します。


祭典係りの若衆たちが、重い御神輿を背負い、


これから250段の石段を登ります。

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石段を登りきる神輿。

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立ち上がっていく大燈籠。


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三十三燈籠が立ち上がるのを待つ舞人。

そして、御神楽と獅子舞が始まります。

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舞の奉納を終えて、一礼。

その仕草の中に祖先からの

心が宿る。






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やがて、奉納されていた大燈籠が打倒されます。















それからも神楽は続きます。

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地域の氏神様である長谷神社上社で神楽を奉納します。


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暑い夏の夜の奉納舞も佳境です。

最後にお寺の庫裏に向います。

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そして住職や総代の前で、寺の安寧と発展を祈って舞います。


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すべての舞いが納められるともう深夜です。

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こうして長谷太神楽の長く暑いが終わります。

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長谷太神楽の皆さん、今年もありがとうございました。

この素晴らしい神楽をいつまでも守り伝えてください。

お疲れさまでした。

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当山所蔵の地蔵菩薩像が、この度長野県の文化財に指定されることになりました。

当地蔵菩薩は、鎌倉時代初期のものとされ、慶派の作風を伝える美しいお姿のお像です。快慶作という伝承もあり、以前は現・千曲市の桑原地区にありました長福寺というお寺の御本尊様でした。このお寺が廃寺になった際に、長谷寺にお移りになりました。

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お地蔵さまは、凛とした青年僧のたたずまいで、お釈迦さま亡きあとの無仏の時代に、人々を救い続ける菩薩の尊い誓願を内に秘め、苦しむ私たちに向ってまさに踏み出さんとする姿とされます。

またそのお名前に表れているように、地の蔵、つまり大地が蔵する命のエネルギーを神格化(仏格化)した尊格でもあり、人類が大地に寄せる深い信仰と信頼を受けとめてくれるのもこのお地蔵さまです。

大地は地球であり、お地蔵さまへの信仰とは、私たち人間がこの自然環境の中に生かされているという意識を改めて深めていくことが求められるこれからの時代に、私たちの道しるべともなるでしょう。

長谷観音信仰は、観音菩薩と地蔵菩薩とが一体となった信仰であるともいわれますから、当山としましても、御本尊観世音菩薩さまとともに、このお地蔵さまの教えを大切に、これからもお守りし未来に伝えて参りたいと思います。


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26日の信濃毎日新聞の記事より

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