住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

長谷寺: 2016年9月アーカイブ

長谷観音の縁起「白助物語」の絵解きのお知らせ。



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来たる919日、第6回長谷寺秋分祭で春の御開帳以来となる白助物語の絵解きを行います。

(画像は御開帳の時のものです)

 

時間は午後2時から。

場所は観音堂前の庭です。

拝観料は無料です。

 

信州さらしな長谷観音が、いつ、誰によって、どんなふうに始まったのか。

昔々のお話ですが、そこには今を生きる私たちにとっても大切な心が語られています。

絵解きの他にも、祈り、学び、出会いの催しがたくさん行われる秋分祭。


皆さまのお参りをお待ちしております。

全国に広がる長谷観音信仰

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全国に広がる長谷観音信仰

 

長谷寺というお寺は、日本各地にみられます。

 

宗派は様々ですが、そのほとんどのお寺が十一面観音を本尊としています。

 

とても不思議な気がしますが、平安時代に大変盛んになった、奈良の長谷観音信仰が広がって、各地に「新長谷寺」が建立されたとされます。

 

今では、当時のことは良く分かりませんが、寺伝によると、信州さらしな長谷観音も、この長谷観音信仰とゆかりがあります。

 

インターネットには、各地の長谷寺の紹介もございますので、折に触れ、インターネットでヒットした(ご縁があった!)長谷観音をご紹介していけたらと思います。

 

今回は、九州福岡の長谷観音さま。

御本尊の御姿が中心となりますが、とても美しいので最初にご紹介させて頂きます。




今年も長谷寺秋分祭へ!

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長谷寺秋分祭のご案内

東日本大震災を機に始められた長谷寺秋分祭。

始まりは「祈り」でした。

太古からの祈りの時である秋分に、この空の下、この大地の上で、この風を感じて、この水に触れ、木々や花や虫たちに目を凝らしましょう。

そして観音さまに、神々に、祖先に、天地に、目に見えぬ存在に、目の前の家族や友と手を握り、そしてその手を合わせ、歌い、舞い、心をほどいて、深く長い呼吸で世界と息を合わせながら、一緒に、祈りを捧げましょう。

 

世界が愛に満ち、平和でありますように!


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日程 918()19(祝日)の2日間。 

⇒ 昨年の様子はコチラ!

 

18日 前日祭り18日は観音さまの縁日です。

午前10時から観音堂で護摩法要と法話。

午後6時より万灯会。

 

19日 本祭り(奉納舞台・ポタラ市)

 

午前   

時 朝の祈り

6時 日の出参拝

10時 法話

 

お昼      12時 餅つき

 

午後   

時 絵解き(長谷観音開基白助物語)

時 祭りの終わり

 

●奉納舞台 祈りの奉納パフォーマンス  

当日受付 9時より


●ポタラ市 出店者募集(無料)              

当日受付 9時より(飛び入り歓迎)

          

皆様今年も宜しくお願い致します。

皆様にまた秋分祭で再会出来る事を、楽しみにしております。

 合掌


秋分祭のフェイスブックページはこちらから!


寿命

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グリム童話 寿命(じゅみょう)

 あるところで、寿命についての、グリムのお話を知りました。人生80年と言われ、100歳まで生きる人も少なくない時代を迎えましたが、私たち一人ひとりのその長い人生の内実はどうなのでしょう。そう自問すると、長くなったものの、その一日一日の暮らしぶりは、心もとなくなってまいります。

以下に、そのグリムのお話を紹介いたしますのでお読みください。

 

グリム童話 寿命

 

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フォト:bluesbby

 
 むかしむかし、生き物をつくった神さまが、その生き物たちの寿命(じゅみょう)を何年にするか考えていました。
(うーん、30年ぐらいでいいかな?)
 するとそこへロバがやってきて、神さまに言いました。
「神さま、わたくしの寿命は、何年にしていただけましょうか?」
「そうだな。30年ではどうかね?」
 神さまの言葉に、ロバは悲しそうに言いました。
「30年は、長すぎます。
 わたくしは朝から晩まで、重い荷物を運ばなければならないのです。
 そんな暮らしが30年も続くなんて、ひどすぎます。
 どうか寿命を、もう少しおへらしください」
「なるほど」
 そこで神さまは、ロバの寿命を18年にしました。

 ロバが立ち去るとイヌがやってきたので、神さまが聞きました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、お前はどのくらい生きたいのかね?
 ロバは30年では長すぎると言ったが、お前はそれでよかろう」
 するとイヌは、こう答えました。
「わたくしの足は、30年も走れるほどじょうぶではございません。
 それに歯も、10年やそこらで抜けてしまいます。
 走る事も出来ず、かみつく事も出来ない体では、長生きしても仕方がありません」
「なるほど」
 そこで神さまは、イヌの寿命を12年にしました。

 イヌが帰ると、次にサルがやってきました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、お前はどのくらい生きたいのかね?
 ロバやイヌは30年は長すぎると言ったが、お前は30年にしても大丈夫だね」
「いいえ、神さま」
 サルはつらそうに、神さまに言いました。
「わたくしの人生は、いつも人を笑わすためにおかしなイタズラをしたり、変な顔をしたりすることです。
 そんなはずかしい人生が30年も続くなんて、とてもがまん出来ません」
「なるほど」
 そこで神さまは、サルの寿命を20年にしました。

 最後に、人間がやって来ました。
「今、生き物の寿命を考えているのだが、お前はどのくらい生きたいのかね?
 ロバもイヌもサルも30年は長すぎると言ったが、お前は30年でもかまわないね」
 神さまが言うと、人間はがっかりして答えました。
「30年とは、なんて短い寿命でしょう。
 やっと自分の家をたてて、これから人生を楽しもうという時に、なぜ死ななければならないのですか?
 お願いです。もっと寿命をおのばしください」
「なるほど、ではロバがいらないといった12年をたしてやろう」、
「12年をたしても、たったの42年です。それではたりません」
「ではイヌの分の18年も、たしてやろう」
「さらに18年をたしても、たったの60年です。まだまだ、少なすぎます」
「よし、それではサルの分の10年もたしてやろう。これでもう、おしまいだよ」
 神さまはそう言って、人間を帰らせました。

 このようなわけで、人間の寿命は70年となったのです。
 はじめの30年は、人間が元から持っている寿命です。
 人間はその30年間に、子どもをつくって家をたてます。
 次に来るのが、ロバの12年です。
 この12年間は、色々な重荷を背負わされます。
 家族の為に、いっしょうけんめいに働かなくてはなりません。
 そして次に、イヌの18年がやってきます。
 この頃になると足腰が弱くなり、歯も抜けていくのです。
 そして最後に来るのが、サルの10年です。
 だんだんと頭がにぶくなり、笑われるつもりはなくても、おかしな事をして笑われる事があります。
 これが人間の、一生なのです。

 おしまい

 たくさんの童話・昔話を紹介しているウェブサイト「福娘童話集」

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