「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」
長谷観音の花だよりの最近のブログ記事
今朝、雪がちらついた。
今夜懐かしい修行時代の「同級会」が行われる。僕が幹事になってから何年たつだろうか。
一度、京都で実施したが、「信州でやりたい」という人々があって、京都開催での幹事役は任務遂行が認められず、幹事続行。そして今年、恩師が目出度くお坊さんとしての位が上がったことを祝って、悲願の信州開催が実現する。
それはともかく、天気予報で信州が雪マークになったのを見て、次々と「道は大丈夫か」という不安の電話があった。
いきなりそんな豪雪が降らないと説明しても、自動車で来る人は恐れをなしている。
でも、寺の窓から望む山は今日から雪の化粧をした。
そういえば、毎朝つく朝の梵鐘。鐘楼に登ると、今朝は昨日までと視界が違っていた。急に視界が開けたのだ。不思議に思ったが、それは鐘楼からの眺めを遮るように立っている欅の葉が、昨日一気に落葉したのだ。春から夏の間見えなかった景色が良く見える。
◆
日に日に開いていく花。境内をそぞろに歩きながら眺めるのも楽しいですが、近づいて、しげしげと眺めるのも一興。
白い牡丹。
赤い牡丹。
黄色は少し遅いから、また後日。
桜が散ると、長谷寺では八重桜が咲いたり満天星が咲いたりするが、これからは、サツキにつつじに牡丹が開く。
いろいろな色がある。白や紫や赤。新緑も次第に濃くなる季節に、鮮やかだ。
いよいよ、いよいよ、開いてまいりました、ほら。
この枝垂桜、大きくなっていますが、樹齢としては意外にもまだ50年足らずです。
私が赤ん坊の頃、この木の根本あたりで撮った写真がありますが、そこに大人の腕位の太さの小さな枝垂桜が写っています。それが、見る見るぐんぐん育って、いつの間にかこんなふうになってくれました。
昨日は一日温かくてだいぶ桜の花も開き始めたようですよ、ほら。
今日は雨模様ですが、間もなく幾千幾万という蕾たちが次々と開き、観音さまの宝前を荘厳します。
でも、仏教には「相互供養」という言葉があり、お互いに相手を供養し、讃え、いたわりあう教えがありますように、観音さまと桜の花もまた、お互いに相手を供養しあっているのでしょうね。
そんな花を見上げている私たち人間をも、桜の花は供養してくれているのでしょうね。
私たちが花を愛で、讃え、喜びの心に満ちるのは、花がそんな愛や賛嘆の心や喜びを与えてくれているともいえますね。
いよいよお花見の季節。花に癒され、花に励まされ、花に安らぎをいただく。
そんな静かで、あたたかな気持ちになるお花見も、いいですね。



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