住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

住職の独り言の最近のブログ記事

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。

こうして、無事に新しい年を迎えることができましたことに、心から感謝したいと思います。

年頭に当たり、お釈迦さまの祈りの言葉をご紹介します。


生きとし生けるもののすべてが

 安楽で 幸福でありますように

およそ生命があるものならば

弱いものも 強いものも

大きなものも

中くらいなものも

微細なものも

遠くにいるものも

近くにいるものも

すでに生まれた者も

これから生まれるものも

一切の生きとし生けるものが

幸福でありますように

                     『ブッダの言葉』スッタニパータ

■インドに行ってきました

昨年十一月二十六日より十二月五日まで、国際仏教徒会議(Global Buddhist Congregation 2011)に参加するためインドに行ってまいりました。

この会議は、インドのニューデリーにあるアショカ・ミッションというインド最大の仏教団体が、お釈迦さまの成道二千六百年を記念し、インド政府の後援を受け、世界各国の僧侶や仏教研究者など約千人を招待して開催した大規模な会議です。

P1040025.JPG

昔の観音堂

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部屋の片づけをしていたら、こんな写真が。

大正時代から昭和の初めにかけての観音堂です。

観音堂.jpg
そして仁王門と、鐘撞堂。どちらも、屋根の風情がいいですね。

仁王門.jpg

鐘撞堂.jpg
一緒に写っている皆さんの姿もいいですね。

ここに写っている人は、きっとどなたか、地域の長老たちのお父さんやおじいちゃんたちなのでしょう。

もし、これをご覧になって、皆さんのお宅に、古い時代の長谷観音の写真がありましたら、ぜひお知らせください。

昔の境内の姿を、少しでも伝えていきたいですね。

広野町 修行院(真言宗智山派)復興ブログ

原発被害からの復興をめざして

福島第一原発から30キロ圏内にある修行院のブログ


被災寺院を支援する有志の方々よりご案内。


福島県双葉郡広野町の修行院は、震災の大津波で甚大な被害を受けました(本堂、庫裏ともに全壊に近い状況)。その上、福島第一原発から30キロ圏内に位置しているため、自治体の自主避難要請を受け、広野町を離れて避難することを余儀なくされました。住職一家は、避難先を求めて各地を転々とした末、現在、福島県いわき市に避難しております。

 いわき市に避難して以来、修行院住職は毎日車でお寺に通い、緊急時避難準備区域指定のため各種ボランティア団体の支援を受けられず、住職一人で津波被害の後片付けを行って、修行院の復興に努力してきました。

 8月29日には、住職の専修学院同期生による「励ます会」が磐梯熱海で開催されました。その席上、修行院の復興を支援するためのアイディアがいくつか提案されました。そして、一つの試みとして、修行院の復興を支援するため、コンピュータ等の利用できる環境にない修行院住職に代わり、住職の専修学院同期生有志によって下記の「修行院復興ブログ」が開設されました。
(檀信徒に対して震災以降の出来事を時系列に伝えることを第一に考え、当面は、作成日付の古い順にブログ記事を並べておきます)
http://hironoshugyoin.blog.fc2.com/

 現在、広野町は緊急時避難準備区域に指定されておりますが、早ければ9月にも解除されることが予想されます。今後、広野町での災害復興ボランティアをお考えの方もおられるかと思いますので、参考までに当ブログを紹介させて頂きました。

 なお、全国に離散した修行院の檀信徒から、ご寺院様に問い合わせがありました場合は、ご面倒でも当ブログのアドレス、あるいはブログ記載の住職連絡先をお伝え頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

母のことを書いてみようと思う。それは遥か二五〇〇年以上も昔の、目連という男とその母、そして釈尊との話である。

その前に触れてみたい唄がある。歌手の中島みゆきさんの「帰省」という唄だ。

 

 帰省

 

遠い国の客には笑われるけれど
押し合わなけりゃ街は 電車にも乗れない
まるで人のすべてが敵というように
肩を張り肘を張り 押しのけ合ってゆく
 
けれど年に二回 八月と一月
人ははにかんで道を譲る故郷(ふるさと)からの帰り
束の間 人を信じたら
もう半年がんばれる

《アルバム『短編集』所収》


東日本大震災犠牲者百ヶ日慰霊法要

鎮魂と再生への祈り~般若心経による慰霊法要と法話~

飛騨千光寺住職 大下大圓師による法話

「心のケア~東北震災支援活動から学ぶ」

■期日  6月18日(土)

■時間    午後1時30分より (開場は1時)

■場所      長谷寺 本堂(長野市篠ノ井塩崎878 電話026-292-2102)

■内容     東日本大震災犠牲者百ヶ日慰霊法要

鎮魂と再生を祈るアート 音楽と華と仏画のコラボ

~ 笛演奏家/まる 現代美術家/柿崎順一 仏画師/山口勝人 ~

百ヶ日慰霊法要 午後230

①主催者挨拶(般若心経の唱え方のご案内)

②地震発生時刻 午後2時46分 鎮魂の祈りの梵鐘 三打

③般若心経を唱えて犠牲者の追善を祈ります

④法話

1.お話     大下大圓

2.テーマ  「心のケア~東北震災支援活動から学ぶ」

3.瞑想     心身を解放する希望の瞑想(自由参加)

 

■参加費  無料(義捐金の募金箱を設置します)

参加に当たり「宗派」「宗旨」は問いません。どなたでもご参加ください。

 

■般若心経 法要では参加者全員で「般若心経」を唱えて祈ります。経本をご用意し、読み方のご案内をいたしますので、般若心経を唱えるのが初めての方でも安心してご参加ください。般若心経には、大きな功徳があり、古来亡き御魂の供養や、天災からの再生祈願のために、宗派を超えて盛んに唱えられました。観音さまの智慧の眼差しにいたる経典です。ご一緒にお唱えしましょう。

 

■施主(主催者)よりご挨拶

未曾有の被害をもたらした東日本大震災から百日目にあたる六月十八日(土)に、長谷寺で犠牲者の百ヶ日慰霊法要を営みます。

古来、亡き御魂の追善供養のために、葬儀に続いて初七日から七日ごとに四十九日までの供養を営んでまいりました。これに続き百日目には百ヶ日忌の供養をいたします。この忌日ごとに霊を平安に導く「守り本尊」があり、百ヶ日は観世音菩薩が御魂を導くと信仰されます。おりしも十八日は伝統的に観世音菩薩の毎月の縁日であり、慈悲の心(同悲同苦・思いやり・愛)を大切にする日でもありますことから、観世音菩薩の経典である般若心経を参加者一同で唱え、犠牲者の鎮魂供養をお祈りしたいと思います。あわせて音楽と花を捧げて観世音菩薩の慈悲の加護を念じ、私たち一人ひとりの慈悲の心の働きを見つめなおし、鎮魂と再生を祈るとともに、私たちにできる支援の道を考えたいと思います。

また当日は、被災地に赴き、被災者の心のケアに取り組む飛騨千光寺の大下大圓師を迎えて「心のケア~東北震災支援活動から学ぶ」と題する法話をお聞きします。大下師は、傾聴や瞑想の専門家として、長年医療現場において人間の深い悲しみや苦しみに寄り添う活動を続けています。その実践に裏打ちされた言葉に耳を傾けましょう。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

長谷寺住職 岡澤慶澄 合掌

 

大下大圓師プロフィール】

1954年(昭和29年)飛騨に生れ。千光寺で出家する(12歳)。高野山大学文学部仏教学科卒業。岐阜大学教育学部研究生終了。スリランカ国ビドゥヤランカ仏教学院修行留学(テーラヴァダー得度コース)。日本スピリチュアルケア学会理事。NPO法人日本ホスピス・在宅ケア研究会理事

和歌山県の高野山で修行し(現在高野山傳燈大阿闍梨)、スリランカ国へ留学、スリランカ僧として得度研修。帰国後、地元教育委員会で社会教育担当(3年)。飛騨で約25年前より「いのち、生と死」の学習会として「ビハ-ラ飛騨」を主宰。その活動から病院や在宅への専門的なボランティア活動として「ひだ医療福祉ボランティアの会」を結成、ベットサイドのボランテイア活動を続ける。現在 飛騨千光寺住職のかたわら仏教、医療、看護、人文系の大学で「スピリチュアルケア、臨床宗教学」などの教鞭をとる。最近は大学での教鞭の傍ら、飛騨千光寺で瞑想療法、心の研修に関する様々な宿泊研修を手がけて、医療、福祉、教育における「スピリチュアルケア」や「ケアする人のケア」を探究している。著書多数。

白助翁のお墓

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我が家の老犬モコの散歩は、長老のお役目となっている。

が、70歳を過ぎた長老は、

一念発起して、

現在、四国八十八箇所を徒歩で巡礼中。

したがって、散歩の友不在の現在、老犬は散歩の時刻ともなると
『ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン(散歩せんかいこら、何しとんねんわれぇ)』

と、盛んに吠えるので、私と娘がこの要望に応えるのである。

犬は、決まったコースを歩くのが好いと聞いたこともあるが、

娘は、決まったコースが嫌いな性格で、

必ず『新しい道』をせがむ。

毎回のように違う道に進んでいくため、

モコはいささか戸惑った表情を見せることもある。

しかし、毎日のようにコースを変えてみたところで、近所なのだから選択肢も知れている。

そこで、今日はとうとう山に登っていくことになった。


チベットのこと、忘れないでほしい。

人間は

歴史という時間軸と

土地という間軸の

合点に生きている
(中島岳志)

その「土地」を奪われ、追われている人々がある。

存在の根拠を奪われている人々がある。

その土地が、本来の人々の願いや歴史性と無縁な価値観で、

どれほど発展しようとも、

それは間違っている。

豊かになれば、発展すれば、それでいいという

近代や現代の国家が追求してきた価値観の「答え」が、

チベットや原発事故に顕れているのではないだろう。


 梅が香り、桜が咲き、桃の開く春を迎えると、お釈迦さまの生日、四月八日がやってきます。暦の妙か、辛い冬が去って、いっせいに花々が咲くこの季節に、お釈迦さまはお生まれになのです。

 私たちの仏心もまたそうかもしれません。冬なくして花が咲かないように、悲しみを知らず、苦しみも知らずして、仏心が生まれることはありません。チベットには、泣き虫菩薩と呼ばたみじめな菩薩が、何を見ても聞いてもめそめそと涙をこぼし、ぼした涙が水溜りとなり、次第に池となり、やがて大きなきな湖になると悲しみが極まって大悲観音菩薩になったとい
うお話しがあります。

全仏花祭り.jpg
 

 悲しいという言葉は「かなわない」に通じ、力の及ばない、ちっぽけな存在であるという嘆きの言葉とされます。しかし、この悲嘆が極まって悲しみの自己中心性がはじけ、人間という存在の普遍的な悲しみに到ると、他者の悲しみを真に分かち合う大いなる悲しみ(=思いやり=観音性)に深化するのだと思います。

言うまでもなく、今、私たち日本は深刻な苦難と深い悲しみの中にあります。東日本大震災がもたらしている悲しみ、とり
わけ被災地の人々の悲しみの深さは計り知れません。圧倒的な自然前で私たちは自らの無力さに打ちのめされています。手に負えない放射能の前で途方に暮れています。

 花まつりは誕生仏に甘茶をそそいで祝う日ですが、今年の悲しみにくれる春においては、皆さんと共に被災者の悲しみを分かち合い、これからの辛い日々を共に耐えて、いつか心から春の花を共に愛で合う日まで被災地の方々と共にあることを誓う「思いやりの誕生日」とし、小さな我が仏心に涙をそそぎたいたいと思います。

奈良県 明日香村 岡本寺 葉書説法に寄稿したものを転載)


以下は私の友人がブログに書いたものです。

ご一読ください。

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中東各地で勃発している 
facebook
twitterなどのネットツールを介した 
反政府・民主化運動の広まり 
さかんに報道されていろいろな事実を知った 
そんな運動が中国にも波及しつつあったが 
圧倒的な国力を持って阻止された 
ということまでもが報道されている 
ただし中国本土では情報は遮断され 
そうした阻止が行なわれたことすらも 
報道されていないと 
日本の報道各社は非難的論調を込めて伝えている 

その一方で中国からやって来るパンダのことは 
熱烈大歓迎一辺倒の様相である 

もちろんその内容の方向性が異なることは 
認める 

パンダにはおよそ8000万円/年で10年の 
レンタル契約が結ばれている 
そのことによるそれだけの費用をかけてでも 
なんらかの経済効果の波及という側面はあるのだろう 
でもその8000万円/年が 
そのままなんらかの社会福祉の方向に 
向けられたら高齢者や身障者や失業者や 
子どもたちにはどういう活用ができたのだろう? 
波及する経済効果を待たずに失われるものはないか? 

「かっぱの隠れ湯」という 
ファンの間では知られた潰れた温泉旅館の 
跡地の温泉がさまざまな理由で壊される 
という報道は各社丁寧に行なわれている 

中国の報道の体制にまで非難論調の報道をする 
日本の報道の姿勢はどうなのだろう? 

どこもまともに取り上げる姿勢を見せていない 
山口の長島上関の原発建設の中国電力側の 
強制的着工と反対する人たちの抗議活動 
田舎の小さな諍いごとに過ぎないとでも 
思っているのだろうか? 

現地ではお年寄りが作業員や警備員の 
下敷きになって怪我をされてしまったそうだ 
でも強制着工は止まらない 
たくさんの保護すべき生物がいる海にも 
容赦なく埋め立ての土砂が投入されている 
まだ原子炉建設の許可が下りていないのに...だ 
やめてください 
という島民の声に 
作業員たちは 
わがままを言うな 
国のためだ 
さっさと犠牲になれ 
と言う 
中国電力が申請した仮処分申請が 
山口地裁岩国支部によって認可され 
島民に1500万円の損害賠償金が要求された 
その何年も前の仮処分申請が 
今日突然に認可されたのだけれど 
まだその認可が公式に下りていないタイミングの 
今日の午前2時という 
とんでもない真夜中に 
いきなり中国電力側は島に乗り込んできた 

たまたま愚生だってtwitterで知ったから 
あれこれ書き連ねているわけだけど 
報道されなければ知る由もない 

なにかどこか 
おかしいというか 
気持ち悪い...

2012年2月

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