「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」
仏教: 2009年8月アーカイブ
今日は、歯の話。
四世紀に、インドからスリランカに伝えられたというお釈迦さまの左の犬歯をまつるお寺がスリランカにある。スリランカの仏教徒のあつい信仰の対象となっていて、歴代王朝守護の宝物、王位継承の印として常に大切にされてきた。従って争奪もくり返された。現在はこの仏牙をまつる仏牙寺、または仏歯寺があり、ヌワラに祀られているそうです。スリランカ第一の名刹であり、平常は仏塔型の黄金の容器におさめられ、時には公開されるといいますから、お参りしてみたいですね。
仏さまには三十二相=完全無欠な容姿が備わっているといわれますが、こんな歌があります。
弥陀の御顔は秋の月
青蓮(しょうれん)の眼は夏の池
四十の歯ぐきは冬の雪
三十二相春の花
夫は五つの方法で妻に奉仕しなければならない。
一、尊敬する
二、軽蔑しない
三、道から外れたことをしない
四、権威を与える
五、装飾品を与える
『長部経典』-シンガーラへの教え-
お釈迦さまの肉声を多く伝えるとされる原始仏典の中には、難しい言葉は見られません。
分かりやすく、相手の人格や能力や環境に応じて具体的な生き方を説き、今日にも見事に当てはまる内容のものがたくさんあります。
↑の教えは、、、
観音さまの歌
観音さまほど古来から私たちの国で親しまれてきた仏さまはいらっしゃいません。
その救いの心は、長い年月の間に日本人の文化の基層や私たちの心の深いところにまで染み渡り、根づいています。
それだけにお寺ばかりでなく、実に様々な場所にまつられたり描かれたりします。
なかでも、今様といわれる昔の流行歌や和歌、漢詩や俳句などに数多く歌われてまいりました。
そうした中からいくつかご紹介したいと思います。
古来の人が観音さまに寄せた想いや、今の私たちの心にも通じるものをお感じいただけるかもしれません。
じっくりと声に出して読み味わってみてください。
●今様(中世の流行歌)
観音深く頼むべし
弘誓の海に船うかべ
沈める衆生引き乗せて
菩提の岸まで漕ぎ渡る



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