お寺の野沢菜漬け

毎年12月上旬におこなわれる冬の大恒例行事と言えば…野沢菜漬けです(わが家調べ)。お寺に嫁いで、お義父さんお義母さんがしていたものを引き継いで以来、住職と二人で毎年この時期、野沢菜を漬けてきました。

ありがたいことに、毎年野沢菜を頂くところがあり、今年も立派な野沢菜16キロを頂きました!お寺のために育てて下さっているそうです。感謝して、ありがたく使わせていただきます!

頂いた立派な野沢菜 

住職が野沢菜を洗い、その横で私が桶に漬け込みます。
ひと口に野沢菜漬けと言っても、いろいろな漬け方(味)がありますよね。
長谷寺では、必ずこれと決めるのではなく、今年はこうしてみよう、と時々漬け方を変えています。美味しそうな漬け方を知ったらチャレンジ!

今年はザラメを入れて、少し甘めに漬けてみました。どうかな?

まだまだ桶の下の方
オレンジ色のは柿の皮

せっせと手を動かしながら、いろいろなことを話します。普段からよく話す私たちですが、やはり話題の多くはお寺のこと。ここをこんなふうにしたいね。こんなことができたらいいね。そこからアイデアが広がり次につながっていったり、こんなことを考えているんだなとお互いに知ったり。

さあ、上までぎっちり詰めました
出来上がり!
最後に「美味しくなりますように~」と
念をこめる住職の手と私の手

今年も無事に野沢菜漬けができました。
大事な冬支度のひとつが無事にできて、ホッ。
重石をしてしばらく置き、水が上がって来たら、徐々に重石を軽くしていきます。12月末、お正月行事のために泊まり込みのスタッフさんたちが来られる頃には、美味しく食べられるようになっていることでしょう。
お正月中、たくさんのお坊さんやスタッフさんが交代でいただく昼食にも、この野沢菜をお出しします。

信州でも、お家で野沢菜を漬けるところは減りつつあるようです。
お寺の野沢菜漬け、できる限り続けていこうと思っています。


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