寺嫁日記、再開!

大変ご無沙汰してしまいました、寺嫁日記。
何と、約2か月、ブログを書くことができませんでした。
とても久しぶりに、やっと「寺嫁日記」を開いています。

この2か月、何をしていたかというと…、
下の子どもの大学受験・卒業・アパート決め・引っ越し・入学・新生活のスタートまでのサポート、上の子どもの大学卒業・自坊への引っ越しの手伝い・受け入れと新生活のスタート、その間にお寺の行事と絵解き、そして御開帳の準備へとなだれこみ、今月16日から御開帳がはじまり、軌道にのったところです。

その間に、積もった雪が消え、桜が咲いてあっという間に散り、緑の季節が始まっていました。

今年の桜は
もこもこして大ぶりでした!

怒涛の2か月でしたが、めったに味わわないひとつひとつのことを楽しみ、やり切った2か月だった気がします。
上の子どもが大学を卒業して帰ってきた嬉しさと、
下の子どもが家を離れた淋しさと…。
我が家も新しい春です。

そして、6年に1度(数えで7年に1度)の御開帳がやってきました!
長谷寺では、寅年と申年の年に御開帳をしています。

回向柱
観音堂と回向柱

観音堂では、秘仏十一面観音様の扉が開き、とても美しい観音様を間近に拝むことができます。
長谷寺の観音様をご覧になったことがありますか?
ほんとうに綺麗で優しいお姿で、厳かで気品に満ちた観音様なのです。
御扉が開いた時、「会えた!」と涙が出そうになりました。
ぜひ間近で、観音様に逢っていただきたいです。

その横では、御開帳中、毎日11時と2時に、「白助(しらすけ)物語」の絵解きをさせていただいています。

信州長谷観音縁起
「白助物語」絵伝

「白助物語」は、信州の長谷寺がどのようにして出来たかという古いお話で、
平安時代から伝わっていたものを鎌倉時代に書き留めて、記録されたものです。
弓の勝負に、相撲の勝負。女神との出会いと別れ。そして訪れる気づき…。
深い祈りが物語の扉を開きます。
「白助物語」の絵解き、ぜひ一度、お聴きくださいませ。

明日は、御開帳のさらに詳しい情報をお届けいたしますね。
久しぶりの「寺嫁日記」、再開です!
これからまた、お寺の様子や四季の風景、季節ごとの行事や何気ない寺暮らしのひとコマなど、綴ってまいります。
どうぞまた時折、「寺嫁日記」をのぞいてくださいね。

寺暮らしのひとコマ。今日のお弁当。
御開帳がスタートして数日は、
お弁当のふたを開けることもできませんでしたが、
リズムがつかめてきました。

左が息子の。
真ん中が私の。
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