明けましておめでとうございます

長谷寺 鐘楼門

少し遅くなりましたが、皆さま明けましておめでとうございます。
大きな地震で始まった令和6年。
被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
この厳しい寒さの中、どんなに大変な日々を送っていらっしゃることかと胸が痛み、1日も早く穏やかな日常が戻りますよう、心よりお祈り申し上げます。

昨年は、弘法大師ご誕生1250年の記念の年で、真言宗寺院である長谷寺でも、①弘法大師行状図の絵解き、②柴燈護摩・火渡り・稚児行列、③八千枚護摩供修行と、3つの記念行事をさせていただきました。

忙しい1年となり、インスタグラム(hasedera_kyoko でご検索ください)で数日おきに発信させていただくのが精一杯で、このブログがなかなか更新できない1年でした。
でも、今年のお正月、こんな言葉をいただいたのです。
「体調がすぐれなかった日々、このブログを読むことが支えでした。それをいつかお伝えしたかった」と・・・。
涙が出そうになりました。
何ということのない日常をお伝えするブログですが、そんなふうに読んで下さっている方がいらっしゃる。どこかで、誰かが、ささやかな支えや、楽しみにして下さっているかもしれない。
そう思うと、今年はインスタグラムとともに、この「寺嫁日記」を、折々にお伝えしていこうと思っております。

お正月は、長谷寺が1年で一番忙しい時です。
元旦零時の初護摩から8日まで、38回の護摩祈祷がまず無事に終わり、
今はホッとひと息ついているところです。
住職は檀家さんへのお年始回り(1日200軒!)に出かけ、私は今日は、昔ながらの丸ストーブを点け、お正月中にスタッフさんが着た作務衣10枚をぐるっと干したお部屋にいます。
信州は寒いので、外に干しても、厚手の作務衣は乾かないのです。
窓の外には真っ白な雪が積もり、午後の終りの陽がさしています。

先日まで、お手伝い下さるお坊さまを含めて、多い日で30人近い方たちがいました。
合宿所のようなにぎやかさから、ふいに訪れた静けさです。
しなくてはならないことはたくさんあるのですが、まだ日常のリズムが戻らず、ひとつ手をつけては、また他のことに気をとられてウロウロ。

こんな時は、いったん手を止めて、あたたかいハーブティーを淹れ、ひと息つきましょう。
そして、しなくてはならないことを全てノートに書き出します。
あとはノートを見ながら、ひとつひとつ片をつけていくだけ。
それが終わったら、毎年のお楽しみ、「今年したいこと100」を書きますよ!
そのことについては、またいつか。

長谷寺の大玄関には 
five seasonsさんのお正月飾り

令和6年がどうぞよい年になりますように!

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