住職日記

平和のために祈りましょう

ご縁の皆さまへ

ウクライナの戦禍が一刻も早く止まりますように停戦と和平のために、お祈りしましょう。

お釈迦さまのお言葉にも、殺してはならない、殺させてはならないとあります。

観音さまとご縁の方は、観音さまのご法号「南無観世音菩薩」と7回、21回、108回と、できる時、できる数で唱えましょう。
可能でしたら、朝、昼、夜、と唱えましょう。できる人は、できるだけ多くお唱えしましょう。

ご真言をお唱えできる方は、十一面観音さまのご真言をお唱え下さい。

おん まか きゃろにきゃ そわか

長谷寺本尊 十一面観世音菩薩のタンカ


お釈迦さまや、お不動さま、お地蔵さまのご法号や、ご真言でも構いません。

その場合は次のようにお唱えしましょう。

お釈迦さまのお祈りする 南無釈迦牟尼仏 
            のうまくさまんだ ぼだなん はく
お不動さまにお祈りする 南無不動明王
            のうまくさまんだ ばざら だん かん
お地蔵さまにお祈りする 南無地蔵菩薩
            おん かかか び さんまえい そわか

ご自身の縁のある、仏さまに、または神さまに、それぞれの仕方で、和平の実現のためにお祈りしましょう。

唱えられる方は、般若心経や、観音経、またはそれぞれに授かり保っているお経をお唱えしましょう。

お祈りの功徳を、平和のために回向しましょう。

痛ましいニュースや、悲しく、恐ろしい言葉や映像が飛び交い、その暗い闇に私たち一人ひとりの心も覆われつつあります。
憎悪や怒りの力は、穏やかな心をあっという間に傷つけてしまいます。

忍辱(忍ぶ徳)を大切にするようにと、お釈迦さまも申されます。

どうか一人一人、ご自身のお心の安らぎを大切に、観音さまにお祈りをし、その慈悲を念じましょう。

そして、どんな小さなことでも、自分にできる平和のため、身近なことから努めてまいりましょう。

画像は当山本尊の十一面観世音菩薩のタンカ(チベット仏画)です。十一面観音さまは、修羅道(戦闘・紛争の苦)を救われるという教えもあります。ぜひお祈りください。

シェアする