絵解き日記

令和4年の絵解きスタート

コロナウイルスのため、中止や延期になっているものもありますが、令和4年の絵解きがスタートしています。

まずは1月31日。総本山智積院の智山専修学院にて「釈迦涅槃図」の絵解きをさせていただきました。
毎年、この総本山智積院での絵解きが、1年の絵解きの始まりになっています。

総本山智積院

長野を出る時は雪が降っていたのに、京都はもう梅が咲いていました。何という違い!

智積院の紅梅

毎年この時期、智山専修学院の修行僧の皆さまに絵解きをさせていただくようになって、もう15年以上になるでしょうか。常楽会(涅槃会)を前にして、修行僧の皆さまの心の中のお釈迦さまが、よりはっきりと、より力強く、立ち上がって来られるよう。そして、3月のご卒業の後、お釈迦さまの教えを広く伝えていかれるその手段のひとつとして「絵解き」も知っていただけるよう、祈りを込めて絵解きさせていただきました。

この広い講堂の奥で
絵解きをさせていただきます

絵解きが終わると、修行僧の皆さまが御本山の素晴らしい涅槃図の前に集まって来られて、「これは何ですか?」「この人は?」など、いろいろな質問をして下さったり、卒業したらこんなことをしたいんです、と話して下さったり。そんな時間も、とても大切な時間なのです。

厳しい修行もあと少し!どうぞ皆さま、無事にご卒業なさいますように!

新しくとても綺麗になった
智積院会館

コロナウイルス感染予防のため、車で御本山に行き、絵解きが終わったらどこにも寄らずにまた車で長野へ。
夜11時過ぎに、無事長谷寺に帰ってまいりました。

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