住職日記

法の雨

暑い日が続いています。

 信州さらしなの辺りは雨らしい雨もなく、日照りです。

 総代さんと話していたら、畑の井戸が枯れたそうです。

 爽やかな新緑の青空は本当に美しいです。

 気持ちも晴れ晴れとしてまいります。
 

DSC_2017.JPG

でも、こんなに晴ればかりになると、さすがに不安なりますね。

 法雨、という言葉があります。

 仏さま、観音さまの法(のり)の雨、慈しみの雨。

 観音経にはこんな経文もあります。

 澍甘露法雨 滅除煩悩焔

 観音さまの慈悲は甘露の法雨となって雨ふりそぞき

 私たちの燃え盛る煩悩の火焔を滅して除いてしまう

 お経が、これほどに観音さまの慈悲を雨の喩えをもって示すほど

 私たちの祖先は干天を恐れ

 乾くということがもたらす悲惨さを知っていたのでしょう。

 長谷観音には江戸時代の初めからとも、

 もっともっと遥か昔からとも伝えられる

 雨乞いの祭りが伝承され

 地域の皆さんとともに守り伝えています。

 今は、心から観音さまに文字通り風雨順次とお祈りしましょう。

 大地の渇きを潤したまえ。

 南無観世音菩薩

シェアする