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「で」の人

「で」の人   以前、本山の僧堂で指導をしていた時、T君という修行僧がいました。 彼は寺院後継者ではなく、30歳を過ぎて発心し、仕事を辞めて道場にやってまいりました。 彼はひと言でいうと不器用でした。 お経も、 […]

ねこ

涅槃会が過ぎると、信州も春が近づいてきます。 今朝も、境内の裏山で鶯がたどたどしく鳴いていました。 新聞で素敵な歌と出会いました。 ↓をご覧ください。

未来の御成敗式目が生まれる日まで

未来の御成敗式目が生まれる日まで ある文化が違う世界観を有する思想と出会うと、それを受け止め、吟味し、消化して血肉化し、その思想を自分たちの言葉で語り、それを「生きる」のに数百年という時間を要する。 そんな話を聞いたこと […]

開かれたお寺で「気が滅入る話」を

お寺というところは、祈り、学び、気づき、出会いがある場所であってほしいといつも思っています。   そのため、祈りの法要だけでなく、法話の会や講演会、そしていろんな楽しいイベントも開かれます。   でも […]

人が死ぬって、初めて知った

いい年をして、人が死ぬんだとはじめて知った青年がいた。 「おれも死ぬのか?」と人に聞いたという。 「もちろんですよ」 そう言われて、あまりのショックで家に引きこもったとか。 青年の名は、ゴータマ・シッダールタ、後のブッダ […]

その中の一人

観音経には、こんな一節があります。 「人々が、金銀財宝を求めて大海に船出したところ、にわかに黒風が吹いて船が悪鬼羅刹の国に漂着してしまった」。 この短い一節は富を求める経済活動の危うさを語っていますが、まるで、私たち日本 […]

弘法大師 正御影供

今日は、弘法大師空海が、高野山に入定された日です。 お大師さまは、密教の深い瞑想に入ることによって、この世に肉体を留めたまま高野山の奥の院に今なおいらして、56億7千万年の後に、弥勒菩薩がこの世に現れるのをお待ちになり、 […]

母なる大地が「大丈夫」と教えてくれる慈悲の心

奈良桜井の長谷観音。 この寺のご本尊十一面観世音菩薩様は、少々変わった姿をしておられるます。 ご存知のように長谷観音様は右の御手に錫杖を持っておられます。 ふつう、十一面観音様は錫杖を持ちません。 仏様の持ち物は、その仏 […]

新春初詣のご案内

いよいよ年の瀬ですね。 皆さん、今年はどんな一年でしたか。 あわただしい中にも、静かにふりかえりの時間を持ちたいものですね。 長谷寺では、除夜の鐘に始まり、新春の初護摩祈祷、そして七日間の護摩祈祷を修行します。 良い年を […]

今日はお釈迦さまが悟りを開いた日。

お釈迦さまのご生涯 誕生、出家修行、降魔成道、布教伝道、涅槃。 お釈迦さまの八十年のご生涯を大きな出来事を中心にお伝えします。   誕生 お釈迦さまは今から二千五百年ほど昔、インドの北部、ヒマラヤ山脈のふもと、 […]

英一蝶の涅槃図

ボストン美術館に所蔵される江戸時代の一幅の大涅槃図。 修復を終え、日本の東京と美術館での公開に当たり、BSジャパンの「美の巨人たち」で特集されます。 涅槃図は、長谷寺にも江戸時代の大きな涅槃図が伝わり、現在でもその絵解き […]