住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

長谷寺秋分祭~あやぱに~八重山民謡

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長谷寺秋分祭の大切なテーマは「祈り」。

いのり、とは、いのちの祝詞、という意味が込められた言葉で、天地神明や祖霊に「私たちは一生懸命生きて参ります」と宣言(祝詞)をすること、とも言われています。


厳しい自然環境の中、生きていくのは大変なことでした。


病気もあるし、子供の多くが、生まれて間もなく命を落とし、無事に大人になるのは本当に大変なことでした。そんな生きること、生存の厳しさの中で何万年もの間、私たちの祖先は生き抜いてきたのです。


ですから、そもそも「祈る」という行為には、様々な生存の困難に囲まれていても、私たちは何とか生きて参ります、どうかお守りください、という思いがこもっているのではないでしょうか。


秋分祭に毎年参加してくれる「あやぱに」の皆さんは、八重山地方に伝承される民謡を奉納してくれます。


民謡は、いつの頃から唄われたものかもうわからないほど古くから伝えられ、歌そのものの中に祖先の祈りが込められています。祈りばかりでなく、かつて生きてきた数えきれない人々の生活、働くこと、恋、泣いたり笑ったり、懐かしんだり、嘆いたり。そのようないろいろな思いがこもっています。
長谷観音からは遠く2000キロも離れた島々に歌い継がれてきたものですが、今こうして目の前に聞くと、浜の香りや、波の音や島を渡る風の音までが聞こえてくるようです。


皆さんもぜひお聞きにお越しください。

あやぱにさんの登場は9/22の午後4時頃です。



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