住職日記

身は花とともに落つれども

身は花とともに落つれども 心は香とともに飛ぶ 弘法大師空海 『性霊集』より   私たちは、この世に生まれたからにはいつかは死んでいかなくてはなりません。 昔から、遅れ先立つのはこの世の定めという通りです。 しか […]

千四百万年の寺づくり

千四百万年の寺づくり   「寺離れ」が進行する今日、私が地域における菩提寺の役割を考える時、いつも思い起こす出来事があります。私はこのエピソードの中に寺が蘇るヒントがあるのではないかと思っています。 &nbsp […]

一日の安心と元気は仏壇から

■一日の安心と元気は仏壇から 朝、仕事や学校に行く前に、仏壇に手を合わせると、手を合わせないより必ず良い一日になります。 不思議ですが、確かに毎朝のお参りは私たちに安心と元気を与えてくれます。 なぜ「朝の祈り」が一日に安 […]

ナニゴトノ不思議ナケレド

薔薇二曲 一   薔薇ノ木ニ 薔薇ノ花咲ク。 ナニゴトノ不思議ナケレド。   二     薔薇ノ花。 ナニゴトノ不思議ナケレド。 照リ極マレバ木ヨリコボルル。 光リコボル […]

幸いであれ!

一切の生きとし生けるものは、 幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。 いかなる生物生類であっても、 怯えているものでも 強剛なものでも、 悉く、 長いものでも、 大きなものでも、 中くらいのものでも、 短いものでも、 微細 […]

塩崎城のお話

大塔(おおとう)物語舞台       塩崎城のお話  今から、六〇〇年ほど昔、有名な京都の金閣寺が建てられた頃、ここ塩崎の地で、とても大きな戦がありました。歴史に残る激戦 […]

チベットの十一面観音さまのお話

十一面観音さまは、どうして十一のお顔を持つようになったの?チベットに伝わるお話です。

なみだの湖

なみだの湖 あるところに、ふたりの兄妹がいました。 とてもとてもかなしいことがあって、 ふたりはいつも泣いていました。 泣いているふたりをなぐさめようと、大人たちはお菓子をあげたり、 歌をうたったりしましたが、かなしみが […]

白助物語の絵解き用掛け幅絵完成!

信州長谷観音の縁起「白助物語」の絵解き用の掛け幅絵が完成しました。 公開時期は未定ですが、来年28年春の御開帳の時には、絵解きとともに参拝の皆さまにご覧いただく予定です。   絵師は、東筑摩郡坂北村の安養寺御住 […]

ブックレビュー「坊さん、父になる。」

インターネット寺院「彼岸寺」をご存知ですか? 仏教の「今」を感じることが出来るウェブサイトとして、とても人気です。 宗派を超えた若い世代のお坊さんたちが運営していて、切り口も表現もポップで分かりやすく、仏教の魅力も満載で […]

岐に臨んで幾度か泣く

岐に臨んで幾度か泣く   岐は「ちまた」と読みます。すなわち「私は、岐路にさしかかって、何度も泣いた」と、この言葉の主は言うのです。岐路とは、もちろん人生の岐路。なぜ泣いたか。それは、この岐路に当たってどちらに […]

五郎丸選手と三密加持

ラグビーの五郎丸選手が話題です。   (五郎丸選手のツイッターより) とりわけ、五郎丸選手のルーティン(きまりきった仕事。日々の作業)と、あの手の仕草が、「まるで仏像の印だ」と話題になっています。ウェブ上では「 […]