住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

四国遍路の思い出 3

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 写真の人

 

お堂にはいろんな人の写真があります。

誰かが持ってきて貼っていきます。

いつの間にかそんな写真でお堂の前は一杯になっています。

おじいさんやおばあさんの写真もあります。

お父さんやお母さんの写真もあります。

お兄さんやお姉さんの写真もあります。

弟や妹の写真もあります。

赤ちゃんの写真もあります。

黄色くなった紙の中に、人の形がぼんやり見えているだけの写真もたくさんあります。

破れてしまったものはもっとたくさんあります。

 

新しい写真が貼られると、そのうちに古くなった写真がはがれて風に飛ばされていきます。

風に飛ばされた写真は雨に打たれて粉々になってしまいます。

映っていた人はどこに行ってしまったのかと思います。

貼った人は誰だったのかなと思います。

その写真を撮った時は楽しい時だったのだと思います。

でも悲しいからお堂に貼ったのでしょう。

写真は大好きな人が映っていたのでしょう。

お堂に写真を貼れば悲しくなくなるのでしょうか。

たくさんたくさん貼れば悲しくなくなるのでしょうか。

 

また写真を貼っている人を見ました。

写真を貼っている人は悲しい人です。

大好きな人の写真を貼っている人は悲しい人です。

お大師さま、この人が貼った写真をきっと見てくださいね。

お大師さまに見て欲しいから、一番楽しい時の写真を貼ったのです。

 

 

 

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