住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

句碑の案内板を奉納いただきました

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長谷観音の桜も、本日とうとう開花。

20120416桜.jpg
一日おきに晴れと雨が繰り返す今日この頃。

長谷観音には、江戸時代からの句碑がいくつか建っています。

でも、どれも字が難しくて読めません。

読めなければ、ただの石が由緒あり気に建っているだけですね。

そうやって忘れられていると、そのうちに句碑の値打ちも分からなくなって「邪魔だからどかそう」ということになってしまいかねません。

ところが、今日は、「川中島平俳諧研究会」の皆さんが、長谷寺の境内に歩く日に案内板を設置してくださいました。

ひとつはこちら。

観音に.jpg
これは、江戸時代に小林一茶とも交流があって、この更級地域で活躍された俳諧の大物、宮本虎杖(こじょう)の句碑で、寺では「虎杖塚」と呼んでいます。

句は、

観音に誓って花に死なんかな

西行法師を彷彿とさせる世界ですね。アップにするとこちらです。

観音に2.jpg
この句碑を建立したのは、弟子の岩根超悟という方。実は、長谷寺の26世住職さんです。

つづいて、その超悟さんの句碑がこちらです。

身の上を.jpg
身の上を吹くとも知らず秋の風

アップにするとこちら。

身の上を2.jpg
先の虎杖は、「天姥(てんば)」と号して、遺言で、超悟がこの号を継ぎました。初代、二代の天姥の句碑があり、次が三代目の天姥の句碑です。

人の春.jpg
大切なものは命ぞ人の春

こちら三代目天姥は、地元長谷の宮崎家のご当主さんでした。

人の春2.jpg
この三代の天姥さんたちは、芭蕉の俳風を当地に盛んにしたと言われています、

長谷寺には俳額もたくさん伝えられています。

川中島平俳諧研究会のみなさま、ありがとうございました。

このほかにも、二つ設置していただきました。

お参りの折には、あらためて歴史ある句碑をご覧になっていただき、ひとつ俳句でもひねっていただければと思います。

桜.jpg

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