住職日記

「長谷寺の住職は現在35世代目。歴史ある寺を守ること、そこから仏教を発信すること、そこが地域に開かれた場となること。課題も夢も山積み。そんな住職の日々と思いをつづります。」

この時代に生きる 私たちの矛盾

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アメリカのコメディアンであるジョージ・カーリンさんが愛する妻を亡くしたときに、ボブ・ムーアヘッド牧師の説教を引用し、友人に送ったメールの一部だそうです。子供たちの大好きな「機関車トーマス」のナレーションをしていた方だそうです。


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『この時代に生きる 私たちの矛盾』

悲しい出来事が誰かの人生をこんなに変えるとは。
歴史の中で我々の時代の矛盾と言えば・・・

ビルは空高くなったが、人の気は短くなり
高速道路は広くなったが、視野は狭くなり

たくさんお金を使ってはいるが、得るものは少なく
たくさん物を買ってはいるが、
楽しみは少なくなっている

家は大きくなったが、家庭は小さくなり
より便利になったが、以前よりも時間はない

たくさんの学位を持っても、センスは少なく
知識は増えたが、決断することは少ない

専門家は大勢いるが、問題は増えている
薬も増えたが、健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し、笑うことは少なく
猛スピードで運転し、すぐ怒り

夜更かしをしすぎて、起きたときは疲れすぎている
読むことは稀で、テレビは長く見るが、
祈ることはとても稀である

持ち物は増えているが、自分の価値は下がっている
喋りすぎ、ほとんど愛さず、
しばしば憎むことさえある

生計のたてかたは学んだが、人生を学んではいない
長生きするようになったが、長らく今を生きていない

月まで行き来できるのに、近所同士の争いは絶えない
世界を支配したが、内世界はどうなのか

前より大きい規模のことはなしえたが、
より良いことはなしえていない

空気を浄化し、魂を汚し
原子核を分裂させられるが、
偏見を取り去ることができない

急ぐことは学んだが、待つことは覚えず
計画は増えたが、成し遂げられていない

たくさん書いているが、学びはせず
情報を手に入れ、多くのコンピューターがあるのに
コミュニケーションはどんどん減っている

ファーストフードで消化は遅く
体は大きいが、人格は小さく

利益に没頭し、人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに、家族の争いはたえず

レジャーは増えても、楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても、栄養は少ない

夫婦でかせいでも、離婚も増え
家は良くなったが、家庭は壊れている

忘れないでほしい、
愛する人と過ごす時間を

なぜならその人たちは、
永久にあなたの周りにいるのではないから。

忘れないでほしい、
あなたを尊敬のまなざしで見る人たちに
親切な言葉をかけることを。

なぜならその人たちは、
すぐに大きくなって、
あなたのそばから離れてしまうから。

忘れないでほしい、
すぐそばにいる人を抱きしめることを

あなたが与えることのできる
唯一の宝物で、一円もかからない

忘れないでほしい、
あなたのパートナーや愛する者に
「愛している」と伝えることを

あなたの心からのキスと抱擁は
傷を癒してくれるだろう

忘れないでほしい、
手をつないでその瞬間を愛しむことを

愛し、話し、あなたの心の中にある
かけがえのない思いをわかちあおう

そしていつも心に留めておいて:

人生はどれだけ呼吸し続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる時間があるかだ

ジョージ・カーリン

2015年7月

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