住職日記

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桜 ‐2‐

ねがはくは花のもとにて  春死なむ その如月の望月のころ 右の名高い和歌は、僧であり、歌人であった西行法師の歌です。 西行法師は、平安時代の後期の人で、武家に生まれ、出家前は佐藤義清と称した剛勇の侍でした。あの平清盛とと […]

弘法大師 空海

長谷寺でも、弘法大師が伝えた仏さまの供養の法を修行して、報恩とともにお誕生をお祝いしたいと思い、現在、長谷寺のご本尊十一面観世音菩薩さまの供養法である「十一面法」の「千日祈祷」を修行しています。

梅の花が咲きました

この季節は、春近しとはいえ、緑なく境内も寂しい感じです。そんなところへ、この梅はどの花よりも先に赤い花を開いてくれて、お参りの人たちを楽しませてくれています。

チュンダよ、自分を責めるでない

チュンダよ、自分を責めるでない 季節はめぐり歳はあらたまり、もうお釈迦様の涅槃会を迎えました。 この一年の間に、どれほどの別れがあったことでしょう。遅れ先立つは世の習い、とは言いますが、大切な人を亡くすと、私達は時に自分 […]

新しい年の願い

善く生きよう (いのりの道) 日本語の『いのり』は命の誓い、命の約束を意味します。「い」が「いのち」を表し、「のり」が「宣る」「祝る」すなわち、真心からの誠の言葉を表します。 それは神仏や祖霊や故人の御霊に「善く生きてま […]

発願 千日祈祷

発願 千日祈祷 令和5年(2023年) 宗祖 弘法大師 ご生誕1250年 記念浄行 ご本尊十一面観世音菩薩の供養法「十一面法」壱千日奉修  ●はじめに 発願 来る令和五年(二〇二三年)は、真言宗の宗祖弘法大師空海さまのご […]

魂が帰ってくるお盆

アメリカ新大陸の開拓時代のお話です。 ヨーロッパの白人たちがアメリカ大陸に新天地を求めて続々と渡ってきました。 ヨーロッパの人々は競って土地を求めていました。 当時、土地勘のない白人たちは、インディアン(ネイティブ・アメ […]

病み疲れた心と体を癒すみとほけ 薬師如来の詩

人の体と心を癒し、生きる力を与える薬師如来の詩です。   じっくり味わいください。   —–   祈り           山尾三省   南無浄瑠璃光  海の薬師如来 われらの 病んだ身心を 癒し […]

疫病退散 写経のすすめ 

写経(延命十句観音経)のすすめ ※添付ファイルは下部にあります   新型コロナウィルスの感染拡大の折、皆々さまには、お互いに大きな不安と様々な困難に直面されておられることと、心よりお見舞い申し上げます。 &nb […]

「で」の人

「で」の人   以前、本山の僧堂で指導をしていた時、T君という修行僧がいました。 彼は寺院後継者ではなく、30歳を過ぎて発心し、仕事を辞めて道場にやってまいりました。 彼はひと言でいうと不器用でした。 お経も、 […]

ねこ

涅槃会が過ぎると、信州も春が近づいてきます。 今朝も、境内の裏山で鶯がたどたどしく鳴いていました。 新聞で素敵な歌と出会いました。 ↓をご覧ください。

未来の御成敗式目が生まれる日まで

未来の御成敗式目が生まれる日まで ある文化が違う世界観を有する思想と出会うと、それを受け止め、吟味し、消化して血肉化し、その思想を自分たちの言葉で語り、それを「生きる」のに数百年という時間を要する。 そんな話を聞いたこと […]