住職日記

観音さまの歌

観音さまの歌  観音さまほど古来から私たちの国で親しまれてきた仏さまはいらっしゃいません。その救いの心は、長い年月の間に日本人の文化の基層や私たちの心の深いところにまで染み渡り、根づいています。それだけにお寺ばかりでなく […]

アメリカンインディアンの教え

 子どもは批判されて育つと、人を責めることを学ぶ。
 子どもは憎しみのなかで育つと、人と争うことを学ぶ。
 子どもは恐怖のなかで育つと、おどおどした小心者になる。
 子どもは憐れみを受けて育つと、自分をかわいそうだとおもうようになる。
 子どもはばかにされて育つと、自分を表現できなくなる。
 子どもは嫉妬のなかで育つと、人をねたむようになる。
 子どもはひけめを感じて育つと、罪悪感を持つようになる。
 子どもは辛抱強さを見て育つと、耐えることを学ぶ。
 子どもは正直さと公平さを見て育つと、真実と正義を学ぶ。
 子どもは励まされて育つと、自信を持つようになる。
 子どもはほめられて育つと、人に感謝するようになる。
 子どもは存在を認められて育つと、自分が好きになる。
 子どもは皆で分け合うのを見て育つと、人に分け与えるようになる。
 子どもは努力を認められて育つと、目標を持つようになる。
 子どもは静かな落ち着きのあるなかで育つと、平和な心をもつようになる。
 子どもは安心感を与えられて育つと、自分や人を信じるようになる。
 子どもは親しみに満ちた雰囲気の中で育つと、生きることは楽しいことだと知る。
 子どもは周りから受け入れられて育つと、世界中に愛があふれていることを知る。

千四百万年の寺づくり

千四百万年の寺づくり    「寺離れ」が進行する今日、私が地域における菩提寺の役割を考える時、いつも思い起こす出来事があります。私はこのエピソードの中に寺が蘇るヒントがあるのではないかと思っています。 &nbs […]

観音@ハツセ考

観音@ハツセ考風に乗った種が飛来し、異国の大地に根づく。 今では珍しくなくなった花が、帰化植物であることを知り意外に思うことがあるように、風景に融け込んでしまった仏教もまた、外来種であり、いつか誰かが持ち込んだものだ。 […]

再生の聖地ハツセに学ぶ -再生の決め手-

再生の聖地ハツセに学ぶ -再生の決め手-長谷寺の長谷はそもそもハツセという。 漢字を当てれば「果瀬」「泊瀬」「初瀬」と書く。 果は果てること、泊はとまること、初ははじまること。終わり、とどまり、始まり――。 山深き谷あい […]

神に触れる

神に触れる   詩人の山尾三省さんの「森の家」という詩の一節にこんな詩があります。 ご自分の子「閑ちゃん」が生まれたばかりのころの詩です。   * やわらかな   閑ちゃんの体の熱がそのまま膝に伝わり  嬰児( […]

句碑の案内板を奉納いただきました

長谷観音の桜も、本日とうとう開花。 一日おきに晴れと雨が繰り返す今日この頃。 長谷観音には、江戸時代からの句碑がいくつか建っています。 でも、どれも字が難しくて読めません。 読めなければ、ただの石が由緒あり気に建っている […]

思いやりの誕生日に-花つまり-

思いやりの誕生日に–花つまり– 梅が香り、桜が咲き、桃の開く春を迎えると、お釈迦様の誕生日、四月八日がやってきます。 暦の妙か、辛い冬が去っていっせいに花々が咲くこの季節に、お釈迦様はお生まれにな […]

チュンダよ、自分を責めるでない

チュンダよ、自分を責めるでない   季節はめぐり歳はあらたまり、もうお釈迦様の涅槃会を迎えます。 この一年の間に、どれほどの別れがあったことでしょう。 遅れ先立つは世の習い、とは言いますが、大切な人を亡くすと、私達は時に […]

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 こうして、無事に新しい年を迎えることができましたことに、心から感謝したいと思います。 年頭に当たり、お釈迦さまの祈りの言葉をご紹介します。 生きとし生けるもののすべてが  安楽で 幸福で […]

インドに行ってきました

■インドに行ってきました 昨年十一月二十六日より十二月五日まで、国際仏教徒会議(Global Buddhist Congregation 2011)に参加するためインドに行ってまいりました。 この会議は、インドのニューデ […]

高田松原の松

一本だけ、残った。 木石に、 言葉をかけることを笑う人もあるでしょうが この半年、 あなたから、 どれほどの人が、 どれほどの励ましを得たでしょう。 あなたがそこにいてくれたので 悲しみばかりの私たちの大地に、 希望の芽 […]