住職日記

お寺でご縁を。

長谷寺を会場に、これまで3回開催されて参りました「ながのご縁を、長谷寺でご縁を」。   結婚を願う方の出会いの機会を作ろうと、地域の方が実行委員会を作って実施されていますが、今回、そんな思いを抱く方の親御さんた […]

開かれたお寺で「気が滅入る話」を

お寺というところは、祈り、学び、気づき、出会いがある場所であってほしいといつも思っています。   そのため、祈りの法要だけでなく、法話の会や講演会、そしていろんな楽しいイベントも開かれます。   でも […]

こころとからだについて ちょっと考えた

長谷寺秋分祭には、いろんな「表現」の花が咲きます。  歌、踊り、絵画、それらアートだけではなく、マルシェには食べ物、飲み物、それから手作りの雑貨や小物たち。それぞれ表現する人、作る人の、真心が花咲いています。& […]

観音@ハツセ考

風に乗った種が飛来し、異国の大地に根づく。今では珍しくなくなった花が、帰化植物であることを知り意外に思うことがあるように、風景に融け込んでしまった仏教もまた、外来種であり、いつか誰かが持ち込んだものだ。 最初の種が落ちた […]

太陽信仰の聖地としての長谷寺

長谷寺の観音堂は東を向いて 建てられています 春と秋の彼岸、春分、秋分の季節には、真正面に太陽が昇ります。 ちょうど、 東の彼方にそびえる 根子岳と四阿山が 双子山の如くに 美しく並び、 その間から 彼岸の太陽が姿を現し […]

舞踏と現代美術のご案内

IKI – 赤いカルマ SU-EN × 柿崎順一 パフォーマンスインスタレーション ◆日時:8月25日(土) 午後2時開演 ◆信濃長谷寺(長野県長野市篠ノ井塩崎878) ◆主催:柿崎順一花事務所、スエン舞踏カ […]

すきなお花は?

降りつづく雨が朝方少しやんだ。 すると、妻のお母さんが庭に出て紫陽花を一輪、摘んできた。 お母さんは80歳を過ぎ、体も弱ってきたけれど、昔は学校の先生でした。 先生だけあって、ピリッとした厳しいところがある。 子どものこ […]

人が死ぬって、初めて知った

いい年をして、人が死ぬんだとはじめて知った青年がいた。 「おれも死ぬのか?」と人に聞いたという。 「もちろんですよ」 そう言われて、あまりのショックで家に引きこもったとか。 青年の名は、ゴータマ・シッダールタ、後のブッダ […]

ふるさとだより

 時々、県外にお住まいの方に「ブログ読んでます」といわれる。 お聞きすると、もともと長野に住んでいたという人が少なくない。 ふと、ふるさとのことを思い出して、このブログをのぞくこともあるとか。 そんな方にとって […]

梅雨の露の中に

梅雨、空梅雨ですが、今は梅雨。 しとしとと、雨が降り、アジサイの花が咲いて、そこにカタツムリ。 そんな風情を楽しむ今日この頃。 天から落ちてくる無数の、それこそ無量無数の雨粒。雨粒。雨粒たち。 そんな一滴も、大地に落ちれ […]

なんじゃ、お前はまだ下ろしてないのか?

禅が伝える昔の老師さんのエピソードにはハッとさせられるものが多い。 うろ覚えだけど、こんなのがあった。   むかし、ある修行僧が心から尊敬する師について修行していた。 清僧として知られる憧れの師について修行する […]